スプリンターズS(中山芝外回り1200m)を過去のデータ傾向と過去のレースラップ分析、出走馬全頭のラップ分析から、好走する馬のヒントを探っていきます!
過去のレースラップ
過去・過去平均


良馬場5年間の平均ペース
前3F 32.8秒
上り3F34.8秒
平均タイム1:07.6秒
平均勝ち馬上がり34.1秒
特徴
中山競馬場 芝1200m(Cコース4日目)

外回りコースのバックストレッチを通り、3コーナーまでの距離は250m強。中山競馬場の芝コースの高低差は5.3mと、JRA全10場の中で最も高低差がある。おむすび型の頂部分は高い位置にあり、スタート直後から4コーナーまでは、約4.5mの勾配の下り坂になっている。最後の直線距離は310mと、ローカル競馬場並に短い。なおかつ、ゴール前には高低差2.4mの急坂がある。スタート直後から下り坂が続くため、テンから加速がつきやすい。準OPクラス以上の前半3ハロン平均は、33秒台と速い。勢いをつけたまま3~4コーナーを回り、最後の直線を駆け上がる。基本的には先行力が必要だが、逃げ切るにはかなりの力がいる。
枠
枠番 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 10.0% | 40.0% | 123 | 187 |
2枠 | 5.0% | 20.0% | 26 | 86 |
3枠 | 5.0% | 25.0% | 24 | 94 |
4枠 | 15.0% | 25.0% | 44 | 55 |
5枠 | 5.3% | 15.8% | 11 | 51 |
6枠 | 0.0% | 5.0% | 0 | 8 |
7枠 | 10.0% | 10.0% | 188 | 55 |
8枠 | 0.0% | 10.0% | 0 | 48 |
脚質
脚質 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 0.0% | 30.0% | 0 | 82 |
先行 | 11.1% | 27.8% | 163 | 135 |
中団 | 8.3% | 20.0% | 37 | 63 |
後方 | 1.9% | 9.4% | 4 | 40 |
上がり
上り | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
1位 | 9.1% | 36.4% | 20 | 135 |
2位 | 21.4% | 35.7% | 92 | 140 |
3位 | 22.2% | 44.4% | 63 | 128 |
~5位 | 0.0% | 21.4% | 0 | 58 |
6位~ | 4.2% | 11.5% | 65 | 56 |
超ハイペースについていける追走力
末脚能力
勝ち馬データ
勝ち馬の近1年の好走レースの共通データ(過去5年)
- 前3ハロンが(33.4秒以内の1200m戦か33秒台の1400m戦)で上がり6位以上で優勝または0.0秒差の負け
- ラスト3Fで加速が一度も刻まないレースを上がり6位以上で連帯
すべてを満たす馬
トウシンマカオ
カンチェンジュンガ
ヤマニンアルリフラ
カピリナ
全頭ラップ診断
評価の基準
S・・・本命候補!!馬券内にほぼほぼくる!
A・・・相手候補!馬券内にまあまあくる。
B・・・おさえ。もしかしたら馬券内にくる。
C・・・買わない。馬券内に来たらあきらめる。
S評価🔥🔥🔥
トウシンマカオ


勝ち馬データに該当。消耗戦ラップの適正が非常に高く今回のメンバーで一番ラップ適正が高い。前走のセントウルSは終始外を回す競馬でロスが大きかったうえにトップハンデで差のない3着に好走していて強い内容だった。消耗戦ラップでしっかり上がり3位以上を使えて中団以上のポジションを取れる出足も持っている。包まれる心配がない外枠はこの馬にとってはプラスでG1初勝利に期待したい。
A評価🔥🔥
カピリナ


勝ち馬データに該当。函館SSや南総特別で強い競馬ができているように右回りの消耗戦に強く、ラップ適正も高い。南総特別では馬群をこじ開けて伸びてきていて、ガッツがある点も高評価。末脚能力も十分で中山競馬場の急坂にも対応できている。函館SSも南総特別も時計が出やすい高速馬場だったため、パンパンの良馬場の方が力を発揮しやすいタイプ。初G1だがラップ適正とポテンシャルが高いため十分通用してもいい。
ルガル


消耗戦ラップのレースで強い競馬ができている馬で、ラップ適正が高い。今年は加速ラップのレースばかりで凡走が続いているが、加速できるタイプではないため全て参考外でいい。去年のスプリンターズSの勝ち馬でありながら近走の成績で軽視されているため馬券妙味が大きい。
B評価🔥
ピューロマジック


ワンペースの消耗戦で強い競馬ができるタイプの馬でラップ適正は高い。前走のアイビスSDはレースレコードタイで不利な内枠から差し切る強い競馬ができている。競馬でも調教でも差す競馬を試していて、今回は逃げない可能性も十分ある。有利な内枠に入ったことで序盤体力を温存できるため軽視できない。
カンチェンジュンガ


勝ち馬データに該当。前走のセントウルSはトウシンマカオやママコチャなど強い相手をまとめて差し切る強い競馬に見えるが、経済コースを上手く回して脚が溜まった恩恵が大きい。ワンペースの消耗戦で強い競馬ができているためラップ適正は高いが、後ろからの競馬で着内に届かせるには展開の助けがどうしても必要になる。
ナムラクレア


末脚能力が高く、これまでスプリンターズSでも好走してきたが、消耗戦ラップより加速ラップを刻むレースで強い競馬ができているため高松宮記念の方が合っている。出足が遅くポジションを取れない脚質が中山ではかなり痛い。地力が高いうえに有利な内枠に入ったため軽視できないが、人気で買いたい馬ではない。
ヤマニンアルリフラ


北九州記念のラップが優秀で消耗戦ラップで勝ち鞍があることからラップ適正は高い。前走は加速ラップを刻むレースだったため参考外でいい。ペースが速くなればワンチャンス3着にきてもおかしくない。
ジューンブレア


消耗戦ラップで勝ち鞍・連帯実績がありラップ適正は高い。函館SSは前にポジションを取った馬が有利だったためカピリナの方が評価できる内容だった。今回のメンバー相手に連帯は難しいかもしれないが、3着なら拾えるかもしれない。
ウインカーネリアン


シルクロードSの内容が優秀で、ピューロマジックが作った超ハイペースに59㎏の斤量を背負いながら追走し先行馬で唯一着内に好走した。ワンペースの消耗戦で好走歴があり、ラップ適正は高い。キーンランドCは状態にまだ余裕があったため見直し可能で、一度叩いた今回は買い時。末脚能力が若干物足りないが、人気しないなら紐で買っておきたい1頭。
危険な人気馬💀
ママコチャ


叩きの1戦だった前走のセントウルSは内を回した恩恵が大きく高く評価できない。消耗戦よりも加速ラップが入るレースの方が適正が高く、どちらかというと高松宮記念の方が買いやすい。消耗戦ラップでの末脚が乏しく、去年のように切れ負けする可能性が高い。有利な内枠に入ったことで序盤を楽に競馬できれば着内にきても不思議ではないが、人気上位3頭の中では一番危険な馬。
サトノレーヴ


加速ラップを刻むレースで強い馬で、消耗戦ラップの適正は高くない。前走のQE2世ジュビリーSは約300年の歴史があるロイヤルアスコット開催のGⅠで初の2着という快挙を成し遂げ、走破タイムは同レース過去最速だったが、QE2世ジュビリーSも高松宮記念も加速ラップを刻んでいる。消耗戦ラップだった去年のスプリンターズSでは、出遅れが大きな敗因ではあるが直線で伸びきれていなかった。地力は高いが今回1番人気で買いたい馬ではない。
C評価
ヨシノイースター


消耗戦ラップで勝ち鞍が少なく、前走のセントウルSでは有利な内を回したが伸びて来れなかった。今回有利な内枠に入ったことで序盤はロスを抑えられるが、末脚能力が乏しいため切れ負けする可能性が高い。
ダノンマッキンリー


1200m戦で好走歴がなく、適正は低い。消耗戦ラップには対応できるが、末脚能力が乏しく評価できない。
ペアポルックス


消耗戦になった前走のキーンランドカップは常に内を回した恩恵が大きく高く評価できない。消耗戦ラップのレースで勝ち鞍がなくラップ適正は高くない。
ドロップオブライト


ハイペースの消耗戦になった北九州記念では追走に苦労していて直線も伸びて来れなかった。ラップ適正が低く、末脚も乏しい。
ラッキースワイネス


前走のHKSAR CHIEF EXECUTIVE’S CUPは展開が向いたレースだったため高く評価できない。斤量が57㎏と恵まれていたが61㎏を背負ったカーヤンライジングに2馬身差離された。世界最強馬相手に健闘しているが、サトノレーヴはカーヤンライジングと同じ斤量で2馬身差だったことを考えるとサトノレーヴよりは弱く感じる。
買い目
◎11トウシンマカオ
〇15ルガル
▲14カピリナ
△B評価の馬
◎単勝
◎-〇▲馬連・ワイド
◎→〇▲→〇▲△三連単
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【北九州記念】🎯🎯🎯
— フジオ@競馬ブロガー (@fujioblog8282) June 30, 2024
◎ピューロマジック🥇
強かった‼️
ありがとうございます😊 pic.twitter.com/8ug1Ahm9k6